若者言葉

若い学生と接する仕事をしていると、 今風の言葉遣いに接することが多く、興味深い。 強調を意味する言葉で「チョ〜 XXX」というのが、 最新版では「バリ XXX」に変わってきたようだ。 例 「バリムズ」 → 「とても難しい」 それと、「ヤバイ」という言葉の使…

書評

夏休みに入って授業がしばらく無い。 この期間には、研究活動と後期の準備を行う。 そして仕事の合間に色々と読書をしている。 今回特に印象に残った2冊の本があるが、 どちらも話題の本である。 1つは、藤原正彦先生の「国家の品格」。 この本は、「合理性…

前期セメスター終了

今日、私が担当する前期の授業が 全て終了した。 特に1年生の前期というのは、 学生のモチベーションの変化が よくわかる。 大学生活の新鮮さと不安が減少し、 「慣れてゆく」様子がよくわかる。 極端な発言かもしれないが、 1年生のこの時期の過ごし方を観…

語学の習得方法について

最近私の研究室をよく訪れる学生に対して ゼミ形式で語学(英語)の指導を行っている。 学生からの要望ということで語学指導を しているが、私の専門は語学ではない。 普段接していて話がしやすい教員に 頼るというスタンスだと思う。 あるとき学生との間で…

進路相談

最近,数名の学生から卒業後の進路について 相談を受けている. 進路の相談を持ちかけてくるわけだから, その学生たちというのは,自分の将来について 真面目に考える気があるわけである. 非常に良いことだと思っている. 相談にくる学生のうち,ある3名が…

「内定いただきました」

今日,職場の廊下である学生とすれ違いざま, その学生が私の方に近寄ってきて,静かに一言. 「就職内定しました♪」 うれしさが全身からにじみ出ていた. その学生とは日ごろあまり会話を交わすことは ないのだが,よほど嬉しかったのだろう. その嬉しさが…

学生からの素朴な疑問

少し前,TVで教育関連の討論みたいなことを やっている番組を見た. その中で,子供から出た質問 「どうして人を殺してはいけないの?」 答える側の大人たちが返答に窮していた. 大人が子供に対して高圧的にふんぞり返って いられた時代では,そんな質問は…

国際会議で思うこと

先日,ある国際会議で研究発表を行った. 国際会議での発表は今回で3度目であるが,これまでの参加経験から 特に思うことを挙げて見る. まず,学歴看板が通用しないという点が大きい. 国内での学会活動では,研究者に対する学歴による格付け意識が まだ強…

教員の勤務管理

大学教員の就労スタイルについて 多くの人が持っているイメージは....... ●授業さえ開講すればいい しかも遅く始めて,早く終わってもOK ●学内外のどこにいてもかまわない あまり出勤しなくていい というところではないだろうか. 私の勤める大学では今年度…

今どきの学生指導

「今の学生の年齢は7掛けと思え」 これは私の大学のトップ経営者が 最近発した言葉である.つまり, 実際年齢 精神年齢 20 → 14 ということである. ちょっと過激な印象を受けた. その直後に教育方針の表明があったが, それによると,学生を卑下する意…

宿泊オリエンテーション

私が大学生のころにはあまり無かったような気がするが, 最近では多くの大学で新入生に対して 「宿泊オリエンテーション」 というのを行っているようである. 先週末にこの「宿泊オリエンテーション」というのがあった. 修学旅行のような気分で教職員と学生…

姿勢や態度の教育

新年度がはじまった. 私の職場は,今年度から 学生への生活指導を強化する方針で動き出した. 年度初めのオリエンテーションも例年になく手厚い. まるで高等学校のようにクラス担任の制度を導入し, 週1回,授業の1コマとしてホームルームを設けた. これ…

卒業式

私の勤める大学では先週末卒業式があった. 卒業式自体はつつがなく終わったが, 印象に残ったのはそのあとの卒業記念パーティーだった. 私は授業以外ではあまり学生と深く接する立場の 教員ではないが,それでもパーティーのときは 数人の学生から感謝の言…

「いじめ」についてのある記述の紹介

久しぶりのブログである. そもそも日記なので頻繁に書かないといけないのだが, 忙しいとそこまで手が回らなくなってしまう.... 今は年度末で授業はないが,次年度の準備と 論文の執筆,それに休憩として読書をしている. 最近読んだのが養老孟司先生の話題…

後期授業終了

今日で後期の授業期間が終了した. 特に年が明けてから忙しい日々が続き, Blogもあまり書けなかった. あと,期末試験の実施と成績処理が終われば 年度の教育の仕事も終わりである. 大学の教員が「忙しい」と言っても説得力が無いが, 私の場合は,事務系…

大学の改革の方法?(3)

今回も「大学職員」についての記述をしたい. 教員はあくまで舞台俳優であり, 組織の運用と経営を行うのは職員である. これが私の基本的な考え方である. 目的論的かつ効果的に業務を遂行できる事務組織とは どのようなものか. 大学の事務組織を構築する…

正月行事

毎年,当然のごとく正月を迎える. ともすれば,この繰り返しが無限に続くような 錯覚を持ちやすい. 気がつけば,私も平均寿命の半分を過ぎている. 考えてみると,これから正月を迎える回数も そう多くはないのである. 家族と過ごす時間. おいしい食べ物…

大学の改革の方法?(2)

「大学職員の就労スタイル」 大学職員の重要性は理解されにくい. 以前のBlogにも書いたが,「大学職員」と聞くと 「お役所的な事務作業員」というのが 一般的に想起されるイメージであろう. 実際のところ,事務職員は上司からの 命令を受けて作業を行うの…

元旦

今年の元旦は,例年の元旦とちょっと違う感じがした. 配達されてきた年賀状の量を見てそう思った. 例年に比べてかなり減っている.... 昨年からの個人情報保護条例により, 住所情報の取り扱いに神経を使わねばならなくなり, 全国的に郵便物の送受がちょっ…

大学の改革の方法?

「職員による教員の評価」 どこの大学でも難しいテーマとして, 「教員と職員が仲良くする」 というのがある. 大学教員というのは,ある分野の専門家であり, とてもプライドが高い. 専門性というのは尊大さの根拠には 決してなり得ないのだが, このあた…

大学の改革の難しさ(4)

ここのところ連続して,大学改革の問題点について 書いて見たが,振り返って見ると「改善策」がほとんど 見当たらない状況である. もちろん私も,経営に関しては完全な素人である 教員の1人であり,現実的に有効な経営改善の策を 編み出すことができないと…

大学の改革の難しさ(3)

大学の業務は教育と研究であり, 主たる仕事を行うのは教員である. したがって,業務の内容そのものを設計して 遂行するのは教員であり, 教員は「大学運営の主役」である. もちろん経営体としての大学を運営するには 教員の仕事を裏方で支える大学職員の…

大学の改革の難しさ(2)

以前,http://nice55.ameblo.jp/ のnice55先生と意見交換を させていただいたが,大学教員の勤務評価は非常に難しい というのが共通認識である. 自社の業績評価が正しくできていない会社というのは 経営が危うい会社であるというのは常識であるが, その意…

大学の改革の難しさ

受験生が減るというのに相変わらず新しい大学が 設置され続けているようである. 「大丈夫か〜?」 というのが正直なところである. そんな今日この頃,私も大学でも改革が推し進められており, 大学の運営というものに関しては興味を持つようになった. - …

全室See Through

私の大学ではこの秋から,全ての教員の研究室の入口ドアに 透明ガラス窓がついた. それも結構大きい窓である.(90×45cm) 研究室の名称も,従来の「個人研究室」から「教員執務室」 に変わった. 教員の品質の客観評価という最近のテーマに呼応しているよ…

「ものつくり」の魅力

うっかりすると,ついつい, 「今の若者は...」 みたいな愚痴に走ってしまうが, 価値を見出しにくい世相を考えると, 若者の不甲斐なさを論じてばかりもいられない. http://ameblo.jp/nice55/ のnice55先生からも ご意見をいただいたが,「情報過多」も 「…

ついに教員の任期制導入!

私の大学ではついに専任教員が任期制になった. 当然のように,大多数の教員が不安を示し, 危機感を感じている. 危機感を感じていることに関しては 私も例外ではないが,これに関しては 時代の必然であり,結果的に良いことだと思う. 私はこのことに拍手…

個性の時代?(世界にひとつだけの花)

以前,スペースシャトルに乗った野口飛行士が, シャトル内で「世界にひとつだけの花」という歌を 聴いたという話は有名である. 私もこの歌を聴いたことがある.いい歌だと思う. 「ナンバーワンにならなくてもいい」 「世界でひとつのオンリーワン」 熾烈…

布施明「少年よ」(仮面ライダー響鬼)

私は日曜日の朝は子供と一緒に「仮面ライダー響鬼」を見ている, 私自身も子供の頃に「仮面ライダー」を見て育った世代であり, 懐かしさ半分で子供と一緒にこの番組を見ている. この番組の主題歌を歌っているのが布施明で,少し前までの この番組の主題歌…

後期セメスター第1週

後期授業の準備に追われ, 最近なかなかBlogにまで手が回らない.... でもなんとか,後期の第一週が終わり, 出だしはまあまあというところだ. 年度も後半にさしかかり, 学生のやる気も低迷するかという懸念もあったが, やはり,教師側の授業準備と,学生…